むんじゅるとは

「むんじゅる」とは、「麦わら」という意味の「ムンガラ」「ムンジャラ」が転訛した言葉です。
また、むんじゅる節の中に出てくる「むんじゅる平笠」とは麦わらで作った平笠のことで、むかしは畑仕事の際にかぶっていました。

歌詞とその意味

一、むんじゅる平笠ちゅらむぬや 女童まちぢにちぃ据してぃ(ちゅらむぬや)花染み手さじや前に結でぃ 二才惚らしむぬ(花染やう)
ニ、照喜名坂からやううなよ むんじゅる平笠かぶるなやう(津波古の)津波古の主の前が な打惚れゆんどう(津波古の)
三、芋のまあさや唐かんだ 米のまあさやあかち米(神酒造ての)神酒造てのまあさや 白はい唐かんだ(神酒造ての)

【大意】
一、むんじゅる平笠は美しい 娘さんの頭上にちょこっとのせて花染手拭を帯の前に結んで 青年たちを虜にしている
ニ、照喜名坂を通るときは むんじゅる平笠をかぶってはいけませんよ役人・津波古某が むんじゅる平笠を被った娘に惚れてしまうから
三、芋のうまいのは唐芋だ 米のおいしいのは赤地米である神酒をつくって美味しいのは白い唐芋だ

※粟国村では、琉球舞踊の雑踊り「むんじゅる節」の発祥の地として、平成21年11月25日に村指定無形文化財に制定しました。

歌碑

琉球民謡「むんじゅる節」の発祥地として知られる粟国村では、発祥の地を記念して、歌碑とブロンズ像が洞寺公園に建立されています。

記念行事

毎年6月16日を「むんじゅる節の日」とし、さまざまなイベントを行っています。