みんなで誇りと愛着の持てる人間力を育む

粟国村では、離島村特有の「15の旅立ち」に伴い、じりつ(自立・自律)できる子どもの育成を進め、地域全体で子どもたちを見守り育てる教育環境づくりに取り組んでいます。
また、村民ひとりひとりの生きがいづくりや、地域活動の担い手となる人材の育成に務めるとともに、地域の歴史・文化を継承し、村民ひとりひとりがふるさとに誇りと愛着を持つむらづくりを目指します。
さらに、県内外との交流の機会をつくり、国際性に富む幅広い視野を持つ人材の育成に努めます。

みんなでたくましい子どもたちを育てる

本村の学校教育は「豊かな心を持ち、自分で考え、進んで学習する子」の育成を目標に掲げ、幼児・児童生徒の生きる力を育んでいます。
幼児・児童生徒数はほぼ横ばいで推移しているものの、長期的には減少傾向にあります。
平成27年からの給食の無料化を行い、平成28年には幼稚園の3年保育・保育料無料化、また園舎・学校舎を新築し、子どもたちがのびのびと学習でき、心身共に健やかな成長を促進する環境づくりにも取り組んでいます。
本村特有の伝統文化の体験学習にも力を入れ、また「15の旅立ち」に向けて、職場体験等のキャリア教育も行っています。
さらに、離島という地理的条件による教育環境格差を解消するために、平成27年に村営塾を開設しました。
家庭・地域・学校・行政の連携を強化し、地域全体で子どもたちを見守り、育ててゆく教育環境の充実に取り組んでいます。

ひとりひとりの生きがいをつくる

本村の生涯学習活動は、村民ひとりひとりの自己啓発及び生きがいづくりを推進するうえで重要であり、島の自然を活かした野鳥観察会や星空教室など、村民自らが創り上げてきた自発的な活動に取り組んでいます。

視野を広げる交流活動

本村での生活や生産活動は常に島外との関わりで成り立っており、他方面にわたる交流の経験は、村民ひとりひとりの資質の向上や生きがいづくりにつながるだけでなく、未来の粟国を担う人材にも大きく寄与しています。

粟国の誇りや財産をみんなで受け継ぐ

本村では、島の風土と先人たちの創意工夫によりマースヤー、ヤガン折目など特徴ある地域文化が形成されています。
琉球民謡の「むんじゅる節」は粟国村が発祥の地で、6月16日を「むんじゅる節の日」として制定し記念行事を行っています。このような先人から受け継がれてきた有形・無形の地域文化は、現在も村民の誇りを受け継ぐうえでとても重要な役割を果たしています。

支援情報

定住施策

5年以上継続して村に定住する意思のある方を対象に交付を行います。
・結婚祝い金    30,000円
・新築祝い金  100,000円(40歳未満)

出産祝い金

・第1子      80,000円
・第2子    150,000円
・第3子~   250,000円

粟国村妊婦健康診査旅費等助成金交付

粟国・那覇間の交通費の運賃(定期の船舶及び航空機)
・妊娠23週まで/月1回
・妊娠24週から35週/月2回
・妊娠36週以降週1回
・島外における産科医療機関で出産に備えて待機する場合の宿泊費 50,000円

こども医療費助成

・入院医療費/出生から15歳誕生日を迎えた年度末まで
・診療にかかった医療費/出生から6歳誕生日を迎えた年度末まで
・へき地保育所1ヵ所/1.6歳~幼稚園入学(3歳)まで
(月5,000円 その他実費徴収)

教育支援

・給食費無料化
・育英基金(高校生:20,000円/月 大学生:30,000円/月)
・修学支援費(高校生:24万円/年)
・保護者見回り交通費(那覇へのフェリー運賃月1回分)
・英検、漢検、数検の受験料半額補助