わたしが感じる『粟国の魅力』

『粟国の生活の魅力(住民ブログ)』を担当している當眞(とうま)恵美です。
わたしが感じる粟国の魅力は、手つかずの自然が残っていることに尽きる。
その魅力をお話しする前に、わたしが粟国へ移住する前に非常に役立った本があるので紹介したい。都会育ちの著者が縁もゆかりもない田舎に移住後、直面した問題とその感想と解決策を綴っている。
この著者が言っていることを大げさに感じた点もあったが、粟国移住でも通じることも多く、移住をご検討されている方には参考になると思うので、ぜひ一度この本をご覧いただきたいと思う。
『田舎暮らしに殺されない法』丸山健二著
わたしの日常と楽しみ
それでは、わたしがどんな生活をしているかご紹介する。
わたしは一週間のうち半分を観光協会で、残り半分をJA(農協)で働いている。日中、観光協会で午後5時過ぎまで、JAのスーパーでは午後4時を過ぎたらフリータイムとなる。
夏(6月~10月)になると仕事が終わったあと、子どもを連れて夕方ビーチにたびたび通った。
粟国は島のどこでも車があれば15分で行けるし、渋滞もまったくない。
夏場は午後7時くらいまで日が高く、気温も高いので夕方からでもビーチで過ごせる。むしろ真夏はちょっと涼しくなった夕方の方が都合いい。
キレイな粟国島のビーチを独り占めできる最高の贅沢!
沖縄の人はほとんど海で泳がない(粟国の人もしかり)し、観光客も少ないため、わたしがビーチで誰かが泳いでいるのを見たのはほんの数回だ。
エメラルドブルーのビーチをわたしと子どもでほとんど独り占めしているので、先客がいたときは少しだけがっかりする。また、粟国の天然ビーチ(ウーグの浜)には監視員がいない。それとシャワーが完備されていることも、お気に入りの理由だ。
8月から子どもとシュノーケルを始めた。シュノーケルポイントは島の南側にあり、大小のさまざまな種類の魚やウミガメを見ることができる。
沖縄本島では、増加するダイバー、シュノーケルをする人で海の中も混みあっている。一方で粟国の海は、サンゴの保存状態は良好、潜っている人もいないので、海の中を思う存分楽しめる。粟国の海は、火山岩でできた地形と魚の両方を楽しめるお得な海だと思う。
冬の粟国の生活は退屈?…と思いきや
1月現在、さすがに気温が20℃を下回る日は海に入るのは難しいが、ウエットスーツを着用すれば、日中の海は楽しめる。ただ、午後4時過ぎると沖縄といえども急に冷えてくるので、仕事のあと海には行っていない。
仕事のあと遊ぶことがなくなって、冬の粟国での生活が退屈になったころ、今度は野菜作りで忙しくなった。前回の記事でご紹介したが、細々とではあるが家庭菜園を引き続き楽しんでいる。
夏場は暑すぎて畑に行くのが億劫になっていたが、冬は海で遊べない分の時間があるので畑仕事に精が出る。枯れてしまったり、虫に食われたりして収穫まで至らなかった野菜も多いけれど、自分で植えた野菜を収穫できるのはなんとも楽しい。
わたしの場合は、畑づくりという趣味を増やしたことで、粟国をそれなりに満喫している。
いま現在、雨の日の粟国をどうやって、もっと楽しく過ごすか模索中である。